G46

はしがき


私の母国、フィリピンの友人や東京、大阪など日本の大都市に住む友人にどこに住んでいるのか聞かれることがあります。「静岡」と答えると、「それってどこ?」「何があるの?」「富士山?」「わさび?」「みかん?」と続いたりします。これが典型的な静岡のイメージなのでしょう。でも静岡に5年間住んでいる私にとって、ここには食べ物や風景よりもっと素晴らしいものがあります。それは「人」です。この街をもっといい町にしていこうとする人です。そしてその人の温かさが静岡で何より素晴らしいものだと、私は思います。
私がこの本を作っているのは、単に静岡を有名にしたいからとかではなく、そんな静岡の人たちが私の心のとても近いところにいるからなのです。

この写真集の1ページ1ページには自分が愛すること、例えば空間や芸術を生み出すことに情熱を傾け、日々奮闘している、素敵な人たちがいます。そんな彼らの姿が希望やエネルギーとなり、私もまた、私の愛することに情熱を注ぐことができます。それは私が写真を撮り続ける原動力となり、インスピレーションや生きる力を与えてくれます。そしてどんなに困難な状況にあっても挑戦し続けることの大切さを教えてくれます。

この写真集には私が学校で学んだこと、見たり、感じたこと、この静岡で出会った人たちから教えてもらったことが詰まっています。作成はとても大変でしたが、同時にその一瞬一瞬はとても楽しいものでした。自分達のコミュニティを大切に思いやる彼らの姿から、私はカルチャーやローカルの人たち、ローカルのビジネス、ローカルのコミュニティ、そしてローカルで繰り広げられる様々な場面を支えていくことの大切さを学びました。人の温かさ、街の豊かさ、様々な分野から成る人の力が静岡を日本の他のどの大都市とも異なる、独特な街にしているのです。私はそんな静岡の「人」の姿は世界中に発信され、より多くの人に知ってもらい、また、写真集の中でいつまでも残っていくに値すると思っています。

「Eyes of Shizuoka」 あなたの心に残りますように。


写真集
サイズ:210 x 297 mm
ページ数:200ページ

作品解説

作品の企画趣旨や解説等がご覧いただけます。

展示ブース

2 thoughts on “G19051

  1. 静岡を大切に思ってくれてありがとうございます。住めば都。住んでこその町の良さ。これからも静岡に住んでいたことを大事にしてほしいと思います。

  2. それぞれの写真も良かったですが、写真が集まったタペストリー?のデザインも良かったです。なかなか見ない配色で迫力がありました。サイトの展示ブースの画像リンクが切れてしまっているので、見られるようになって欲しいですね

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